やりたいことがないけど起業したいあなたにアドバイスを送ろうと思う。

やりたいことは特にない。だけど起業には興味がある。

そんなあなたに向けて、この記事を書いていこうと思います。

僕は2013年の6月ごろから副業を始めました。まずはアプリ制作から始めて、次にアフィリエイトサイトの運営。そしてブログをやって、ある程度まとまった成果が出たので、集客やマーケティングのノウハウを発信するようになって、WEBマーケティングの領域で2015年に独立起業したんです。

特にやりたいことなんてありませんでした。ただ新卒で会社員になって「この生活を今から40年も続けるのは無理そうだな」と思っただけです。会社員生活を送らずに生きていく方法は1つしかありません。会社に雇われずに個人で生きていくという方法です。

僕はただ、会社に雇われずに自由に生きていきたかっただけだったんです。そんな動機で始めた起業ですが、もう独立してから8年が経過しました。売上も右肩上がりに伸びていきましたし(もちろん多少の上がり下がりはありますが)、基本的に一人でビジネスをしているので、気分的にも経営的にもとても身軽です。

ちょうど僕がそうであったように、もしあなたが「やりたいことがない私でも起業していいのか」と思っていたとしても、何もおかしいことではありません。案外、世の中の起業している人たちなんて、最初から「これがどうしてもやりたいんだ!」という思いなんて、大して持ち合わせていなかったりするものだから。

目次

起業は目的か。それとも手段か。

起業というのは、やりたいことがあって、明確なビジネスアイデアがあって、世界を変えたいとか社会を良くしたいという理念やビジョンがあって、初めて成功するものだ。そういう固定観念に縛られている人は多いと思います。

でも、別にそうとは限りません。「成功」の基準をどこに置くかにもよりますが、もし「成功」というのが、生きていくのに不自由しない程度のお金を得ることを指すのであれば、必要なのは高尚な理念でも斬新なビジネスアイデアでも、未来に対する明確なビジョンでもありません。

支出が収入を上回らないこと。これさえあればビジネスは十分に回っていきます。

ダイエットに成功したいのであれば、摂取カロリーが消費カロリーを上回らないようにすればいいのと同じです。ビジネスで成功したいのなら、支出が売上を超えないようにする。ただそれだけです。

中には「こういう事業がやりたい!」という明確な目的意識を持って起業する人もいます。そういう人にとってみたら、起業はそれ自体が目的として機能しているのかもしれません。

ただ、僕にとって起業とは、目的ではなくて手段です。

僕は自由に生きたいと心から願っていました。毎日8時間以上の時間を拘束されずに、好きな時間に目覚めて、好きな場所に出かけて、ただ毎日を自分の思うままに生きてみたいと思ったんです。そんな子どもじみた夢想を現実のものにしようと思ったら、少なくとも会社員生活を続けていても叶わないことはすぐに気づきました。だから、僕は何とかして、自分の望むライフスタイルを叶える方法を模索したんです。

ティモシー・フェリスの『週4時間だけ働く』はすぐに書いました。だって、僕が求めているライフスタイルを、さらに誇張したような生活を具現化したタイトルだったから。

そして、辿り着いたのが、個人でオンライン起業するという生き方だったんです。具体的なビジネスの内容については後述しますが、まずはあなたにとって起業とは手段なのか、それとも目的なのか、それをハッキリとさせることから始めてみてください。

起業する目的をハッキリさせよう

おそらく「起業すること自体が目的」という人は、そこまで多くないと思います。もしかしたら「ただ社長になってみたいから」というだけの理由で起業したいと考える人もいるかもしれません。その場合、自分にとって起業は手段ではなく目的であると捉えられるかもしれませんね。

ただ、その場合でも「なぜ社長になりたいのか」という動機や、「社長になった後にどうしたいのか」と叶えたい未来像を掘り下げていくと、もっと自分の本音に近い場所で、起業の目的を知ることができるはずです。

僕は起業の目的は等しく平等であると考えています。

例えば「障がいのある人でも暮らしやすい世の中を作りたい」という目的で起業する人もいれば、「家族を養うため」に起業する人もいれば、「世界一美味しいラーメンを作りたい」という目的で起業する人もいれば、「お金持ちになって女の子にモテたい」という目的で起業する人もいるでしょう。

一般的に考えれば、目的が高尚であればあるほど、つまり世の中のためになればなるほど素晴らしいと考えるのが妥当かもしれません。でも、本当にそうでしょうか。あまりにも社会悪にならない限りは、どんな目的も平等にリスペクトされるべきだし、認められるべきだと思うんです。

別に「モテたいから起業する」でもいいじゃないですか。最終的にビジネスで結果を出そうと思ったら、お客さんに対して価値提供をする必要がありますし、それを積み重ねていくことで、自ずと社会貢献をすることになってしまうのです。それに目的だって途中でどんどん変わっていくのが普通です。最初の目的にあれこれ執着しすぎても意味がないので、まずは自分の本音ベースで目的を考えてみるのがいいと思います。

『宇宙兄弟』という漫画を読んだことがありますか?

僕的には起業家としての必読書だと思っているので、ぜひ読んでいただきたいのですが、最初の方にこんなシーンがあります。宇宙飛行士の選抜試験を受けている主人公の六太は、周囲の宇宙飛行士志望者たちに比べて、自分の志望動機が軽すぎて「自分は宇宙飛行士にふさわしいのだろうか」と悩んでしまいます。

ただ、それを彼の師匠であるシャロンおばちゃんに相談すると「いいのよ、それで。最初の動機なんてみんな大差ない。悩むならなってから悩みなさい」と背中を押されるんです。案外、大きな動機を抱えている人だって、携帯の着メロがスターウォーズだったりするんだからと。

「起業したいけど、やりたいことがない」と悩む人の多くは、ビジネスのアイデアについて頭を悩ませます。つまり「やりたいことが特にないから、何をやればいいのか分からない」というのが悩みの種なのです。

でも「何をやるか」というのは所詮、手段でしかないので、僕はそれほど大事だとは思っていません。それよりも遥かに大事なことは「それを何のためにやるか」です。明確な目的意識を持たずに、手段だけ決めたとしても、その手段を実行するための推進力を持つことができません。

「こうなりたい」
「こんな状況になりたい」

そういう動機が固まっているからこそ、それを実現するための手段(=起業)にも全力に向き合えるのではないかと思うんです。

目的が決まったら、手段も自ずと絞られる

手段(=やるべきこと)を決めるのは、目的が決定した後です。むしろ、目的が明確になったら自ずと手段は絞られてきます。

ここで重要なのは「絞られる」ということです。ビジネスのアイデアを最初から1つに明確に決め打ちするのは、ほとんどの人にとって不可能です。

例えば「焼肉屋をやりたい!」とか「広告代理店から独立して、これまで学んできた知識を活かしてネット広告専門の代理店をやれば上手くいきそうだ!」とか、最初から何をやるかが明確になっている場合は別ですが、「起業したいけどやりたいことがない」という人が、いきなり起業の内容を1つに絞るのは至難の業ですよね。

だから、僕は消去法で、自分の達成したい目的に沿わないビジネスジャンルやビジネスモデルを1つずつ排除していき、最後まで残った、条件に合ったビジネスを実践することをオススメしています。

僕にとっての起業は「自由になる」ための手段でした。「自由」と言っても人それぞれ定義は違います。100人いれば100通りの自由があり、僕にとっての自由は、もしかしたらあなたにとっては自由ではないかもしれません。

僕が求めていたのは、場所や時間に縛られることなく、嫌いな人や合わない人と関わることもなく、年間で最低でも1000万円は収入が入ってくるビジネスでした。サッカーのワールドカップは仕事のことなんて気にせずに見たかったし、あらゆるストレスからも解放されたかった。そのためには人間関係からフリーになることはマストで必要だと思っていました。

1000万円というのは特に根拠はありません。ただ時間的に自由になっても、いわゆるニートのような存在にはなりたくなかったのと、いわゆるエリート会社員並の収入は欲しいなと思っていました。多分、社会のレールに沿って生きてきた身からすると、せっかくリスクを負って会社を辞めるんだから、それくらいのリターンを求めるのは自然なことだったんです。それに、当時の僕は大卒1年目の新社会人だったので、年間で1000万円という額は、使い切れないレベルの大金を意味していましたからね。

こんな目的を叶えようとすると、自ずと選択肢は絞られます。まず時間と場所に縛られないとなると、必然的にインターネット上で何かを販売するビジネスに落ち着きますし、ある程度以上の収入を求めるとなると「売上=客数×客単価」で導き出せるので、需要がめちゃくちゃあるか、高単価でも購入される商材が必要になります。

名もなき個人が1人でマス向けのビジネスをやる想像はできなかったので、自ずと客単価が高いビジネスをやらないといけないと気づきます。1000万円を年間で稼ぐということは、単純に1ヶ月あたりに換算してみると、80万円〜90万円ということになります。仮に3万円の商品を売るなら月に30件、30万円の商品なら3件でいいことになりますね。

そうすれば、思考もかなりシンプルになります。つまり自分が望むライフスタイルを叶えつつ、30万円の商品を月に3件売れるようなビジネスってどんなものだろうと考えていけばいいのです。最初の段階では「起業したいけど何をしていいか分からない」と漠然としていた悩みも、かなり具体性を増してきましたよね。

ここまで来れば、その条件に当てはまるものをとりあえずリストアップしてみつつ、あとは自分の心が動いたものだったり「これならできそう」と思えたものにチャレンジしてみるといいです。インターネットを起点にしたビジネスは、初期費用も固定費もほとんどかかりません。つまりいくらでも失敗できるし、失敗したら軌道修正するのもいいし、また振り出しに戻って別のことを始めたっていいですからね。

目的をすでに叶えている人を探してみる

ただ、このやり方だけでは上手くイメージができないという人もいるかもしれません。理想の状態から逆算して条件面で絞り込んでいくのは、ロジカルで分かりやすいものの、リアリティを感じられるかというと少し難しいかもしれないので。

そこでオススメなのは、あなたが実現したい目的を既に叶えている人を見つけることです。そして、彼らが目的を叶えるまでにこれまで実際にやってきたことを知り、どうすれば自分も同じような道のりを辿ることができるのかをリサーチするのです。

僕がティモシー・フェリスの『週4時間だけ働く』を購入したものは、そうしたリサーチの一環でもあります。ただアメリカ人の働き方に関する本を購入して読んでみても、いまいち僕にはリアリティを感じることができませんでした。だから、僕はその後、日本人のノマドワーカーが書いた書籍を購入し、日本人のフリーランサーが運営するブログを読み漁ることにしたんです。

ただ、特にインターネットの世界は玉石混交です。10年前も今も「本物」と呼べる人の割合よりも「偽物」の方が多いことには変わりがありません。SNSなどで「これが僕のライフスタイルです」とか「これが私の実績です」と主張している人はたくさんいますが、ライフスタイルも実績(売上の数値など)も、簡単に偽装できてしまうわけですから、できるだけ「本物」を選び抜かないといけません。

そこに関しては、売上実績もメディア取材実績も大して意味を持ちません。決済管理画面のスクショも捏造が可能ですし、雑誌やテレビの取材なんかも10万円とか20万円を支払えば、基本的に誰でも載ることができますからね。意外と大手の女性ファッション誌なんかも、こうした有料広告は多いんですよ。

結局は、僕たち自身の「感覚」に従うのしかないのだと思います。この人の発信は面白いし価値観にも心から共感できそうだぞ、とか。この人の運営しているメディアは魂が感じられるし、本気でビジネスを楽しんでいることが伝わってくるな、とか。

ちなみに僕が最初にロールモデルを見つけた時は「文章を読んでいて最も心を奪われた人」をベンチマークするようにしました。「僕の心が動かされた」、これ以上に核心的な理由なんて他にいらないはずです。

こうしてリサーチを重ねていけば、自ずと「何をやればいいか」も明らかになってくるはずです。

革新的なアイデアなんて必要ない

思うに「何をやるか」にこだわりすぎている人は、起業で成功するには革新的なアイデアが必要だと思い込んでいるのかもしれません。でも断言しますが、起業で成功しようと思ったら、革新的なアイデアなんか特に必要ありません。

もし、あなたが世界を変えるようなサービスを開発したいとか、世界長者番付にランクインしたいというのであれば話は変わってきます。でも、個人が起業してちょっと成功を収めるくらいであれば(年商数1000万円〜1億円くらい)、スティーブ・ジョブズにもイーロン・マスクにも孫正義にもなる必要はありません。

例えるなら、美味しいコーヒーやカフェラテを出してくれる居心地の良いカフェを新しく開くようなものです。個人で起業するというのは要はそういうことです。既に競合がいようが、レッドオーシャンだろうが、関係ないんです。大事なのは、その中で確実に良いサービスを提供し、顧客から愛される存在になることです。

平たく言えば、既に成功している人の二番煎じだっていいんです。その中で自分らしさを出していって、ライバルの良いと思えるポイントは真似して、良くないと感じたポイントを反面教師にしていくだけでも、普通に独自のポジションを取ることはできますし、それで十分に売れていきます。

一番最悪なのは、「真新しいこと病」に陥って、ブルーオーシャンを狙いにいった結果、何も需要のないビジネスを展開してしまうことです。結局のところビジネスの売上は「顧客数×顧客単価」で決まります。人は革新的なアイデアだからお金を払うのでも、斬新な商品だからお金を払うのでもありません。その商品を使うことで、自分の抱えている痛みや悩みが解消されて、理想的な未来に辿り着くことができそうだから、お金を払うのです。

今やパーソナルのトレーニングジムは山ほどあります。しかし、だからと言って、パーソナルジムをこれからゼロから立ち上げても厳しいかというとそんなことはないですよね。何か魅力的なコンセプトを付加したり、ターゲットを絞ったり、あるいはSNSやYouTubeでの情報発信活動を活発にして、スタッフのファン化を促したり、あるいは地域に根付いてリアルなコミュニケーションを強みにしてもいいですよね。

「真新しいことをしよう!」と思って、例えば「デブになるためのサロン」のようなものを作っても、普通に考えたらまず流行らないじゃないですか。それは誰でもわかると思うんですけど、なぜかインターネット上で事業を考えようとすると、こういうことをやってしまう人ってたくさんいるんです。

革新的なアイデアを思いつこうとする前に、既に誰かが上手くいっていることを、自分も同じようにやってみるくらいの方がちゃんと成果につながるものですよ。

まずは小さく始めてみよう!

今や1つの会社で新卒から定年まで働き続けるケースが減りつつあるように、起業する場合も同様に「ずっと同じことをやり続ける」と思い込む必要などありません。

特に社員を雇うわけでもなく、1人でオンライン上で完結するビジネスをやる場合は、途中でいくらでも軌道修正をしてもいいですし、それこそどのタイミングで撤退しようとも誰にも迷惑がかからないですからね。

ずっと1つのことをやり続けるんだと思うと「何をやるか」を考えるフェーズで歩みが止まってしまうかもしれませんが、別にやめたくなったらやめればいいし、新しいことを始めたくなったら始めればいいと思うと、すごく気持ちが軽くなりませんか?

もし、あなたに大してやりたいと感じるようなこともないのであれば、まずは「お金を稼ぐこと」にフォーカスしてしまうことをオススメします。今はやりたいことが特になかったとしても、いつか将来やりたいことが見つかった時に、お金にゆとりがあれば、難なくチャレンジすることができますよね。

それにお金を稼ごうと思ったら、必然的に色んな人の役に立ったり、結果を出すまでの過程で、色んな知識やスキルを獲得する必要があります。つまり、自然に「できること」も増えていきますし「得意なこと」も見つかりますし、視野だって徐々に広がっていきます。

そうなれば、「やりたいこと」も見つかるかもしれないし、仕事に対するやりがいも見つかるかもしれません。何をしている時に心の充足感を感じられるのか、自分のどんな要素によって顧客に貢献することができたのか、それらを客観的にも主観的にも知ることができると、自ずと自分のやりたいことが浮かび上がってきたりするものですよ。

だからこそ、まずは「これならやってみれそう!」と思えたものを軽いノリで始めてしまうのがベストです。もちろん、それで成果を出すためには、一定水準以上の努力が必要になりますが、得られるものは「お金」だけでなく、もっともっと人生において大事なものを獲得できるはずです。

武器を増やし「できること」を増やしていく

実際に起業を始めると、数々の分からないことや、上手くいかないことに直面することになります。しかし、それを1つずつ確実に乗り越えていくと、次第に「わかること」や「できること」が増えていって、その中の幾つかは「好きなこと」や「もっと詳しくなりたいこと」や「没頭できること」に変わっていくのです。

例えば、ゼロからネットで商品を販売するためには、WEB集客や販売ページ作成、納品用の会員サイト作成、セールスライティング、Zoomでのクロージング、商品のコンセプト設計など、やらなくてはいけないことがたくさん出てきます。例えば「WEB集客」の中でも、広告集客もあればSNSもあって、広告集客の中にも、Google広告もあればFacebook広告もあれば、ショート動画を活用した広告もありますね。

このように、何かを成し遂げることができたなら、その過程であらゆる武器を手にすることができます。そして、その武器というのは、誰かにとってお金を払ってでも提供してほしいスキルや知識になり得るものなんです。

予算は湯水のようにあるけど、時間がなくて困っている高年齢層の経営者で、公式LINEの導入を代行してくれるなら30万円は払うという人は普通にいるでしょう。毎月の運用代行を月10万円でやってほしいという人も少なくないはずです。

もしあなたにやりたいことが思いつかないのなら、それは単に経験値が不足しているだけかもしれません。経験値がないということは、見える世界がまだ狭くて、そして解像度が低いということを意味します。その状態では「やりたいことは何?」と聞かれても、上手く答えられないのが普通です。

小説を読んだ経験に乏しい人は読みたい小説を尋ねられても、きっと上手く答えられません。映画を撮った経験のない人は、自分の撮りたい映画を自分自身でもよくわかっていません。きっとそれと同じです。ビジネスをした経験のない人は「どんなビジネスをしたいか?」と聞かれても、答えなんてスムーズに出てくるはずもないのです。

起業したいけど、まだ実際に行動に移していない状態は、ポケモンやドラクエで例えるなら、まだ最初の村から飛び出していない状態です。そのような状態では「やりたいことがない」なんて当たり前ですし、まだゲームの楽しみ方さえも、よくわからないのが普通じゃないですか。

だから、今回の記事で解説したような流れで、まずは小さくてもいいから自分で起業してお金を稼ぐ経験を確実に積んでいきましょう。目的意識を明確に持った上で、その目的に対して最適な手段を選択しましょう。イメージが上手く掴めない時は、自分の目的を既に具現化しているロールモデルを見つけて、その人がどのようにして今の状況を手にしたのかを知り、積極的に真似していくといいですね。

個人が少し自由になる程度であれば、革命的なアイデアも世の中を激変させるサービスも必要ありません。既に上手くいっていることの二番煎じで大丈夫。そこで収益化する過程で、次第に自分のやりたいことが見つかったり、自分にとって得意なことも見えてくるものですよ。

僕は起業家になりたかったわけでも、マーケターになりたかったわけでもありません。ただ、今よりもちょっとだけ自由になりたかった、それだけだったんです。そのささやかな理想を叶えるための手段として起業があり、そして起業を軌道に乗せるための戦略としてマーケティングがあったんです。

僕がそれを見つけられたように、この記事を読んでくれたあなたにも、あなただけの目的と、そしてとびっきりの手段が見つかることを心から願っています。

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